2017/09/19ドラパラ 山田真以さんオススメの本

 


「虹色のチョーク」小松成美幻冬舎

 

 

 

山田真以さんがオススメする本は少なくても年1回放送番組で日本理化学工業株式会社(神奈川県川崎市〉様の労働環境を紹介されている話を紹介されたものをまとめています。

 

 

 


この企業の従業員は殆んど知的障害者で構成されており、分担・協力してチョーク製造しています。

 

 

 


物作りという仕事の過程といえば企画から製造、販売を自分一人で抱え込んでやるとイメージが強く根付いており、こういった仕事をするには部分的に向き不向きがあるので得意分野を考慮して分担しなければうまくいきません。

 

 

 

 

この企業は個々の障害の他に特技等を考慮して従業員をうまく動かし、安心して働ける日本一幸せな会社と言われています。

 

 

 

 

勿論、私を含めた労働する権利がある人間が望んでいるのは当たり前のこと。

 

 

 

 

就労している知的障害者及び精神障害者は第三者から見れば職場全体の仕事の流れを理解せずにただ仕事をしていたり、障害による注意散漫によるミスの多発や空気が読めない等で評価されずに落胆したことが機で長続きできないケースが多いのが現実です。

 

 

 


この企業の経営者さんはこういった社会的弱者である従業員を健常者同様、勤労する権利があるということを前提に得意分野を生かした実務をすればスムーズに出来るのではないかと言っていました。

 

 

 


その方針のお陰で従業員全員脱落しなかったのも当然、人間本来持つ働ける喜びを得たという声も聞きました。

 

 


そういえば数年前に亡くした精神障害者二級と認定された親友も障害の影響で健常者同様に就労不能で作業所に通所したことがあり、普通に就労可能な方の収入よりもかなり少なく、小遣い程度しかもらえなかったと言っていたことを記憶してます。

 

 


私は年収レベル云々ではなく、紹介された会社の経営者さんと同じ考えなのではないかと逆質問したことがあり、彼女のお父様も口を揃えて言われていたと答えてくれました。

 

 

 

好きなことや得意分野を活かし、喧騒なく労働することを望んでいるのに、他の先進国よりかなり遅れを取っている我が国はそれに倣った会社法を大幅に変えた影響で利益中心の考え方になり、物扱いにされた社員を使えなくなったら切り捨てて、失業してしまったという問題が多々あります。

 

 

 

私もその1人ですが、雇い止めにされた会社の車を通る度に労働環境に関係なく、得意としていたパソコンを使用した情報処理業務が32歳のクリスマスから43歳までに彼らのような労働環境の整備をしてくれた異動当時の元管理職にとても感謝しており、安心して得意分野を活かした労働提供ができたと思っています。

 

 

 

現在は在職中に経験したことを活かしてメルマガやツイッター、ブログでたまに周知活動をしています。